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「ともりば」とは?

ともりばとは?

「ともりば」は、中高生の生き方や進路などに対しての意識を高めるために行う「動機付け探究学習プログラム」です。
プログラムを進めるのは、大学生を中心とした「キャスト」と呼ばれるボランティアスタッフです。
「ともりば」は、2001年にNPO法人カタリバが始めた教育プログラム「カタリ場」をアレンジしたプログラムです。
福岡では、2015年から「カタリ場」を実施。 2015年から9年間で、のべ2960人の大学生などが、のべ73校14856人の中高生に、将来を考えるきっかけを届けました。

中高校生の心に"火を灯す"授業

中高校生の心に"火を灯す"授業

「ともりば」は、“先輩”と呼ばれる大学生や専門学校生(一部社会人)と中高校生が、少人数での対話を通して自己理解や、意欲を引き出し、自分の将来を考えるきっかけを提供することを目的としたキャリア探求プログラムです。

「自分は自分のままでいいんだ」「だれもが悩み持っている」「こんな大人になりたい」と思えるような、彼らの主体的な“一歩”を踏み出すきっかけを届ける授業です。

対話を重視したアクティブ・ラーニング形式の授業

中・高校生2〜6人に一人の先輩がプログラムに参加します。多いときには100人のキャストが一つのチームとしてプログラムに集まります。 中高校生×先輩よる対話によって【自己理解】 【やる気】を引き出していきます。
100〜120分の授業のプログラムは3つで構成しています。

01

先輩の話を聞く

ロールモデルを見つける

先輩の話を聞く
本音を語る先輩。
サクセスストーリーだけではなく、先輩の赤裸々な人生の紆余曲折を紙芝居形式でプレゼンテーションします。刺激や共感、憧れなどの感情を呼び起こし、ロールモデル提示することで、自らの今を受け止め未来に向けて考えてみたいといった気持ちを喚起します。

02

生徒の本音を引き出す

自己を理解し、未来を考える

生徒の本音を引き出す
とにかく生徒が主役。
一人一人の生徒に向き合い日常生活のこと、進路や友人関係の悩み、好きなこと、やってみたいこと、将来の夢などを語る中で、生徒の自己理解を促し「自分のことを肯定的に捉え」「可能性を信じ」「未来に向けての一歩」を考えていきます。

03

約束を交わす

目標を設定する

約束を交わす
未来へ向けての一歩。
プログラムの最後に今日からできる小さな行動を約束カードに書きます。同じ時間をそごした先輩や同級生と約束を交わし、授業の興奮を日常生活につなげます。

生徒にとっての価値

「ともりば」は、受動的に話を聞くだけではない主体的・対話的な深い学びを引き出す授業です。生徒と先輩の一期一会の出逢いの中で、本音の対話を通じて、自己理解を促します。そして、「自分はありのままでいいんだ」「自分にだってできるかも?!」「やってみたい!」という自己肯定感や自己効力感を引き出し、将来に向かって行動していく動機付けを行っていきます。
生徒たちは、親や先生のタテの関係でもなく、友達という横の関係でもない「ナナメの関係」だからこそ言える本音を語ります。生徒にとっては、時には相談役、時には憧れとなり、刺激を受け、可能性を感じるきっかけとなります。

ナナメの関係

どんなことを大切にしているか?

生徒一人ひとりに寄り添う

スタッフについて

「ともりば」では、約100名の大学生などがスタッフとして関わっています。主に3つの関わり方があります。

スタッフについて

01

コーディネーター

ともりばの運営に関わるスタッフ。(2023年度は5名)ボランティアスタッフの募集、研修から、企画のバックアップまで年間を通じて運営全般に関わっています。

02

プロジェクトマネージャー

実施する学校ごとに、企画の責任者として関わるスタッフ。毎回2名の大学生が事前準備から、当日の授業の開催、事後報告までを責任を持って行います。

03

キャスト(センパイ)

生徒と直接関わるスタッフです。企画概要に合わせて、キャストの募集を企画ごとに行います。キャストは、事前の研修を受け、当日参加します。キャストの役割は2つあり、班の生徒と対話する役割と、先輩の話をする役割にわかれます。

中学・高校へ出張する教育ボランティアを募集しています。

ともりばの授業プログラムは、大学生等のボランティアスタッフが中心となって行っています。
一緒に学校を訪問し、中高生の”心に火を灯す”授業に参加してくれるスタッフ(キャスト)を募集しています!

01

コーディネーター

ピープラスのインターンとして、半年以上、事業の運営に深く関わってもらう学生職員です。週1以上の稼働を基本とし、週1回の運営ミーティングに参加。学生コミュニティ運営全般を担います。

02

プロジェクトマネージャー

学校ごとの学生リーダーを2~3名募集します。企画の約2カ月前から報告までの約3か月、当日の授業の企画、研修の設計、チームづくり含め、企画責任者として活躍してもらっています。企画に1回以上参加していることが条件です。

03

キャスト(センパイ)

学校ごとに1~2カ月前に募集を行います。役割は2つあり、生徒と班を組んで対話をするキャストと先輩の話をするキャストに分かれます。先輩の話は、15分の自分の体験を語ってもらいます。1回につき3名~6名が先輩の話をします。

先輩にとっての価値

先輩にとっての価値

「ともりば」が大切にしていることの1つに「半学半教」という言葉があります。これは福沢諭吉の言葉で、「ともに学び合い、ともに教え合う」という意味です。
ボランティアとして参加するキャストは生徒の心に火を灯すことが役割です。そのためにも、事前研修の中で、自らの心に火を灯すことも大切になってきます。
キャストにとって、学校に授業に向かうことは、とても勇気のいることです。だからこそ、キャスト同士で、それぞれの過去や今、将来についての夢や希望などを語り合い、「自分だからこそ伝えられること」「自分だからこそ聴くことができる生徒の本音は何か?」を考えます。
「ともりば」を通じて、キャスト自身が自分と向き合い、悩みながら学んでいく…。生徒とキャストがともに悩み、ともに考え、ともに明日からの1歩を踏み出すことができた時、会場はとても温かく、希望に満ちた空気に包まれます。